令和6年11月9日(土)、長良橋下流の長良川左岸において、アユの研究者である新村安雄さんによる、アユの産卵観察会が開催されました。このイベントは、水中カメラを川の中に入れ、撮影された産卵の様子をモニターに写し、新村さんが解説してくれるというイベントです。観察会は現地で行われましたが、YouTubeによるライブ配信も行われました。
観察会は毎年開催されており、今回で35回目になります。
開始前に、川の中に水中カメラを設置しました。
午後4時30分頃、日が落ちてきて、会場には続々と見学者が集まってきました。アユはちょうど日没の時間くらいから産卵を始めるとのこと。みんなでモニターを囲みながら、アユの登場を待ちます。
・・・が、なかなかカメラの前にアユは現れてくれず。残念ながら今回は、リアルタイムで産卵の様子を観察することはできませんでした。近年、夏の気温が非常に高く、その影響で産卵の時期も遅くなっているようです。その後会場では、過去に撮影された産卵の様子をモニターに写し、みんなで観察しました。新村さんの解説のもと、産卵が行われるたびに、会場からは大きな歓声が上がりました。
観察会の後、新村さんから長良川のアユについて解説がありました。街の中心部にこのようなアユの産卵場所がある岐阜市の貴重な自然環境を、これからも守り続けていきたいと思います。アユの産卵観察会は、毎年この時期に行われます。興味がある方はぜひ見に来てください。
岐阜市環境保全課