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達目洞の植物や動物、風景についての情報などを探すことができます。
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達目洞ってこんな場所
春の達目洞
達目洞では数多くの植物を見ることができます。
その植物を万葉集に詠われた植物(在来植物)の視点や外来植物の視点で整理します。
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万葉集には約4,500首の歌が数えられ、その約3分の1が何らかの植物を詠んでいるといわれ、万葉集に登場する花はおよそ166種あるといわれる。
(中尾佐助、「花と木の文化史」、岩波新書、1986年)
右の表は万葉集に登場する植物を頻度順に並べたものである。
注目すべきことは、ほとんどが日本原産の野草であって、アシやスゲ、チガヤなどのように普通に存在するものの、現代の一般人の目に留まることのほとんどない地味なものが意外に多いことに気づく。このことは万葉集に詠われた多くの歌が自然抒情歌であることと関連があるのは明らかだろう。身近な野草でも花の派手なものは少なくないが、万葉集における出現頻度は必ずしも多くはない。
当時の人々にとってハギ、マツ、ススキはもっとも身近な植物であり、それを歌に詠み込んだのである。したがって万葉集中の各植物の出現頻度は当時の人々の生活空間における存在頻度と比例していることが理解されるだろう。万葉植物のほとんどが日本原産であり、しかも身近な植物であることは、万葉人が珍しさや見栄えのよさで選別したのではなく、身近な生活空間にある草木と、ごく自然体で接していたことが伺えるのである。また、その身近な植物の名も今日までほとんど変わらずに伝承されていることも留意する必要がある。それは日本人がそれら身近な植物に対して抱く感性が断絶することなく万葉時代から継承されてきたからに他ならない。
万葉集以前には日本語を文字で表すことはできなかったから、万葉集は植物と日本人の関わりを知る最古の古典文献ということができる。 |
順位
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植物名
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詠われた歌
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1位
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ハギ
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138
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2位
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ウメ
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118
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3位
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マツ
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81
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4位
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タチバナ
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66
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5位
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アシ
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47
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6位
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スゲ
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44
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7位
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ススキ
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43
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8位
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サクラ
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42
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9位
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ヤナギ
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39
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10位
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チガヤ
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26
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<春の達目洞>
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※この解説は帝京大学薬学部 木下武司教授の承諾を得て、同教授のウェブサイト『身近な野生植物のページ』から引用し作成しました。 |
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見たい植物の右のをクリックしてください。“種の解説”と“歌”のページに移動します。 |
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貴重な自然の達目洞にも外来植物が入り込んできています。放置していると、元々達目洞に生えていた在来植物に大きなダメージを与えてしまいます。みんなで達目洞に生えている外来植物を除草していきましょう!
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