1月25日(土)、みんなの森ぎふメディアコスモスで、令和6年度第2回生物多様性シンポジウムを開催しました。
本シンポジウムは、生物多様性の保全などについて、市民の皆さんと一緒に考えるイベントとして開催しています。今回は、53名が参加され、「木曽三川の生物環境と水族館の保全活動」と題し、木曽三川に生息する水生生物についてや水族館での保全活動について、世界淡水魚園水族館アクア・トトぎふで、展示飼育を担当する波多野氏に講演していただきました。
開催日 令和7年1月25日(土)
開催時間 午後2時から午後4時まで
開催場所 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ
講演
木曽三川に生息する生きものについてや、岐阜市を含む中部地方は他の地域に比べて、淡水魚の種類が多いなどの特徴について教えていただきました。海と違って川は生息範囲が狭いことから、その中で生きものたちが生き残るために適応してきた結果、多様な淡水魚が生息する環境となったそうです。
その他にも、淡水魚が水生昆虫でなく、陸生の昆虫を多く食べており、その原因がハリガネムシに寄生された昆虫が川に飛び込んでいるからということが調査から明らかになったという話もしていただきました。
参加者の方々からは、「ハリガネムシが生態系で役割があることを初めて知りました。」「生息域の保全が大切なことを学びました。」「人間の生活が生態系に与える影響が多いことを再確認しました。」などのご意見をいただきました。