「ぎふネイチャーネット」-岐阜市自然・環境活動情報サイト
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登山道登り口:ロープウェイ北側より 距離:約2300m かかる時間:約60分
金華山の北側の斜面を緩やかに登る登山道で、登山道を登っていくとまずツブラジイアラカシの常緑広葉樹の森が広がる。さらに登山道を進むと、金華山一大きいスギヒノキ林が広がっている。また、この登山道は歴史的にも古く昔、城主が脱出用の道として使われていました。 
 もくじ
1.旧長良橋からできた三重塔
2.旧伊奈波神社跡3.金華山のツブラジイの森4.金華山一の大杉
5.古川・古々川と長良川6.松尾芭蕉とヒトツバめい想の小径オススメ体験・活動達人に聞くめい想のススメ
 

 1.旧長良橋からできた三重塔
三重塔
秋になると紅く染まるもみじの中、たたずむ三重塔は、金華山の秋の名物となっています。実は、この金華山の三重塔は明治24年に濃尾大震災で倒壊した長良橋の古材を活用し作られました。
ちなみにこの時に倒壊した長良橋は3代目で、3代目までが木製だったといわれています。
 
 2.旧伊奈波神社跡
伊奈波神社跡
伊奈波神社は、もともと金華山北西のふもとにありました。社伝によると紀元後84年(約1930年前)この場所に、垂仁天皇(すいにんてんのう:11代目天皇といわれる)の第一子、五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)を祀ったのが始まりと言われています。
また、壬申の乱(672年)の際には、天武天皇も戦勝を祈願したこともあったと伝えられています。その後、1539年に斉藤道三が岐阜城を大改築するにあたり現在の伊奈波に移動しました。それまでの約1450年間祀られていた跡をめい想の小径は見ることができます。
 
 3.ツブラジイの森
ツブラジイの花
金華山の植物は700種以上あるといわれてますが、金華山の国有林のうち、約60%はシイのような常緑広葉樹によってしめられています。そのなかでも「岐阜市の木」となっているツブラジイが多く約20%となっています。金華山の中でも、めい想の小径では大きなツブラジイの木を見ることができます。
ツブラジイは、5月ごろ薄い黄色の花をつけ甘い香りさせ、また花をつけるころに頂上からふもとを眺めるとツブラジイの花で山が黄金色に輝いて見えます。
 
 4.金華山一の大杉
金華山一の大杉ツブラジイの森を抜けると、金華山で一番大きいといわれるスギの木やヒノキの巨木がみられます。
大きいものになると幹の太さが直径130cmほどで、樹齢も推定100年以上のものも見られます。木の枝先を見ると長い間雨や風、雪など耐えたためか所々折れていますが、その環境に負けることなく悠然とたっている姿に圧倒されます。
 
 5.古川・古々川と長良川

長良川昔の写真

長良川@めい想

昔、長良川は金華山にぶつかり長良橋の下流で3つにわかれ、その川は古川・古々川・井川と呼ばれていました。昭和17年9月に古川と古々川が締め切られ長良川の水は井川のみに流れるようになり現在の長良川となりました。古川は、現在の国際会議場付近から西に流れ、古々川は鷺山(さぎやま)の南を流れていました。また現在その跡地は国際会議場やメモリアルセンター、学校などの公共施設や住宅地となっています。
 
 6.松尾芭蕉とヒトツバ
ヒトツバの写真

金華山には、シダ類が115種(H15年 岐阜市ルネッサンス事業報告書)はえており、その中でも代表的なものはヒトツバです。ヒトツバは、木の下や岩場で群落をつくっています。
松尾芭蕉が岐阜を訪れた時に
「夏来ても ただひとつはの 一葉かな」
−夏になると多くの植物が青々と生い茂るのにヒトツバは夏がきても一枚の葉をつけているだけだ−という句を詠んでいます。
 
 めい想の小径オススメ体験・活動

1.パターンビンゴ
めい想の小径では、様々な形の植物に出会えます。パターンビンゴは金華山登山をしながら、カードに書かれている形を探していき見つけたのもの名前(わかれば)かマルをつけて、たて・横・ななめをそろえるビンゴゲームです。パターンカードを持って遊びながら、金華山の自然に目を向けてみると新しい発見がきっとあるはずです。


パターンカード

 
 達人に聞くめい想のススメ

金華山の達人川瀬さんのめい想のオススメは?
川瀬さん:やっぱり、中腹付近のヒノキの巨木はぜひ見てほしいね。その他にも、岩の形などを見ながら登ると面白いですよ。めい想の小径のビューポイント付近では通称「ゴジラ岩」とよばれるゴジラの顔に似た岩があります。この岩は、正面から見ると笑っているライオンの顔にも見えるんですよ。小学生の子供達と登る時はこの岩の形は何に見える?とか聞きながら登ると子供たちが楽しそうに答えてくれます。その時やっぱり子どもの発想はすごいと感じますね。こういった岩や木の形などに注目しながら登るのも楽しいものですよ。

金華山の達人柴田さんのめい想のオススメは?
柴田さん:めい想の小径では、金華山で最も古いツブラジイの群落があり、そこではツブラジイの巨木に出会うことができます。巨木の中には幹周りが5mに達するものもあり、幹にある洞穴は大人も入れるほどの大きさがあります。
登っていくとアラカシ・シキミ・サカキカナメモチシャシャンボモチツツジなどへと植物が変わっていくのを楽しむことができますよ。

 
 
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