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鼻高TOPマップ
 
登山道登り口:大釜・大参道ハイキングコースから,頂上から
距離:約1500m かかる時間:約40分
金華山の北東を尾根づたいに頂上に登る登山道。尾根の上をあるくため、ほとんど起伏もなく緩やかです。水風呂谷付近では、岩盤が露出し、両側が切り立ったガケも見られる。植物は、ツブラジイアラカシ、後ミツバツツジなど多く見られます。

 もくじ
1.鼻高ハイキングコースの植物
2.ミツバツツジの群生3.カゴノキ4.鼻高からの眺望
5.絶壁にあるヒトツバ6.ゴジラ岩鼻高ハイキングコースのオススメ体験・活動達人に聞く鼻高のススメ
 

1.鼻高ハイキングコースの植生
モチツツジの花
鼻高ハイキングコースでは、アカマツモチツツジの群落を見ることができます。このアカマツ−モチツツジの群落が見られる辺りは、かつて自然林を薪や炭などに利用した後の2次林だと考えられています。金華山は手付かずの自然だけではなく、人の生活に必要な材(薪や炭など)を切り出す里山としての活用されていたことが植物を観察することからわかります。
このように植物たちの成長する環境には人が大きく影響していることがあるので、観察すると山と人がどのように関わっていたのかを知ることができます。
 
 2.ミツバツツジの群生
ミツバツツジの花
大参道との接続部からビューポイントまでの間では、4月末ごろになるとたくさんのミツバツツジの花を見ることができます。
ミツバツツジの花は紅紫色の花で、花が終わると枝先に3葉づつ揃った葉をつけることからミツバツツジという名前となったと言われています。
 
 3.カゴノキ
カゴノキの樹皮
金華山では、珍しいカゴノキが鼻高ハイキングコースの長良川沿いで見ることができます。カゴノキの樹皮は、写真のように鹿の子(かのこ)の体にある模様に似ていることから、この名前がついたといわれています。
カゴノキは晩春に黄色い花をつけ、その後赤い実を実らせます。
 
 4.鼻高からの眺望〜金華山と鵜飼の関係〜
鼻高からの景色
鼻高ハイキングコースの途中の岩場に架かるハシゴを登ると眼下に清流・長良川を望む絶景ポイントがあります。
この長良川で行われる鵜飼と金華山の関係は非常に深く、明治時代には金華山の松の枯損木を鵜飼の篝火用の材として供給されたという記録が残っています。
 
 5.絶壁にあるヒトツバ
ヒトツバ
鼻高ハイキングコースから頂上に向かうと最後に見上げるほどの絶壁を登ります。
この岩場では、ヒトツバなどの乾いた所でも成長できる植物が生えています。
ヒトツバは崖などの乾いた所では、葉を丸め水の蒸発を防ぎ、日陰の比較的湿っている所では葉を広げている姿を見ることができます。
 
 6.ゴジラ岩
ゴジラ岩
めい想の小経との接続部から少しめい想側に下った所にゴジラの形に似た岩が見られます。
金華山には、ゴジラ岩の他にも東坂のカエル岩や頂上にあるサル岩など新しい名所が生まれています。
岩を注意深く見てみると様々な形に見えてきます。岩の形から様々な物をイメージしながら登ってみるのも岩山である金華山の楽しみ方の1つです。
 
 鼻高ハイキングコースのオススメ体験・活動

1.金華山マップを作ろう
鼻高ハイキングコースは、植物や歴史の痕跡を探すなど様々な楽しみ方があります。その植物や歴史など様々な切り口でオリジナル金華山マップを作ってみよう。作ったマップは、友達同士で発表し、どんな金華山マップができたのか比べてみよう。

アクティビティシート
 
 達人に聞く鼻高のススメ


川瀬さんの鼻高のオススメは?
川瀬さん:大参道ハイキングコースなどと接続する付近でみられるミツバツツジの群生は春に花を咲かせるととてもいいですよ。金華山の他のミツバツツジより少し早く、毎年サクラがさくころから鼻高のミツバツツジは楽しめます。
 
 
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