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二階堂 行正(にかいどう ゆきまさ 生没年不詳)
軍事目的で金華山の地に最初に砦を築いた人物とされている。
家は藤原南家の庶流で、後に鎌倉二階堂に屋敷を構えたことから二階堂の姓を称した。
祖父の代に駿河国に下向してそのまま武士化したとされているが、行政は都で吏僚(りりょう−現在でいう役人)としての出世を希望する。
治承4年(1180年)、吏僚での成功により主計少允(かずえのしょじょう−税を把握・監査する役職)となる。経済感覚については卓越したものがあり、以後は実務官僚として活躍する事になる。
元暦元年(1184年)頃より源頼朝に仕えた。
初期鎌倉政権の行政を支えた官人の一人であり、経済・財政政策では卓越した才を発揮して政所(まんどころ)では政所令を務めた。
子孫は幕府の財政担当官として設置された政所執事を世襲した。

 

 
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