長良川では天然アユを増やすための様々な取組みが行われていますが、その一つとして、アユが産卵するこの時期、長良川漁協・岐阜県・岐阜市によって、アユの人工授精などの取組みが行われています。
アユから絞り出した精子と卵子を受精させた後
それを混ぜた水にシュロの葉を浸して卵をくっつけます。
5日程度養生して、河口に運びます。
通常、長良川のアユは岐阜市周辺で産卵するのですが、卵から孵った稚魚が海に下るまでの間に多くが食べられたり、死んでしまったりするので、このような取組みを行うことによって天然アユを増やそうとしているのです。
今年も1億粒近くの卵が河口に送られます。
一匹でも多く、立派なアユになって戻ってきてほしいですね。
岐阜市 自然環境課