平成29年11月4日(土)、フォトエコロジストである新村安雄さんの解説による「第27回アユの産卵観察会」が開催されました。
2日前の11月2日(木)に、「小さな自然再生」方式による産卵床造成を行いましたが、今度は産卵床にやってくるアユの産卵行動を、水中カメラのライブ映像を通して観察しようというものです。
開始前には会場が分かるように、のぼりが立てられました。
会場にはスクリーンが設営されるなど、準備が進められました。
産卵床近くでは、アユの産卵行動を撮影するためのスタッフが準備しました。
開始時刻が迫り、会場には多くの人々が集まってきました。小学生たちも大勢来てくれました。
開始時刻となり、いよいよ撮影開始です!
新村さんの解説が始まりました。まだ明るいので、スクリーンには、はっきり映りません。川の中は実際にどうなっているのでしょうか。
川の中の様子です。アユが上流に向かって集まってきています。
アユの産卵では、オスが先に集まってきて、メスが来るのをひたすら待ち続けます。この時、産卵に適した場所ほど多くのオスが集まってきます。その方がメスに出会える可能性が高いからです。
新村さんの解説にも力が入ります。
ここで、新村さんが「16時47分に産卵します。」と予言。すると、その時刻にメスがやってきて、産卵しました。お見事!予言的中です。
産卵の瞬間は一瞬ですが、見ていた子ども達を中心に歓声が上がりました。
アユの産卵は夜通し行われますが、暗くなってしまうと撮影ができないので、ここで観察会は終了です。新村さん、観察会の準備をされた方々、本当にお疲れさまでした!
アユの産卵観察会は、これまで27回にもわたって開催されてきました。来年度も11月の始め頃に開催される予定です。長良川に生息するアユの産卵行動を観察できる、年に1回の貴重な機会ですので、興味がある方はぜひ見に来てください!
岐阜市自然環境課