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| | | 登山道登り口:達目ハイキングコース,鼻高ハイキングコースより 距離:約900m かかる時間:約30分 達目ハイキングコースから東山南側斜面を北西方向にゆるやかに登り、鼻高ハイキングコースに接続する登山道。下の方では、竹林がみられ、かつて達目洞集落の里山として利用されていた形跡が見られます。登るにつれて、ツブラジイを中心とする照葉樹林に移り変わっていきます。 | |
| もくじ | | | |
1.里山の名残り | | | |
2.ヤマザクラのヒコバエ | | | | 達目ハイキングコースとの接続部では、根元からヤマザクラの新たな芽を出しているのを見ることができます。 このような現象をひこばえといいます。ヤマザクラは、ひこばえしやすい樹種であるためため根元からこのように新たな芽を見せることがしばしばあります。ひこばえすると幹の成長に影響するため、管理されているところでは出たときに切除するなどの対応がされます。 このヤマザクラからは、根元から次々と芽が出ており、この樹の生命力の強さを感じます。
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3.ホオノキのトンネル | | | | コースの中腹付近では、ホオノキが空を覆い隠すように枝を重ね合わせてトンネルのようになっています。 このホオノキの葉は、芳香があり・殺菌作用があることから食品を包んで使われるなど古くから人々の生活に用いられてきました。飛騨地方の名産の朴葉味噌は有名ですよね。
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4.コシダとウラジロ | | | | このコースでは多くのシダ類を観察することができます。例えば、アカマツ林の下に高さ30cmくらいの硬くて乾いたコシダが茂っていますし、少し暗くて湿った環境には高さ1m程になるウラジロが多く育っています。 両種ともに葉の裏が白いことが特徴で、お正月のしめ縄や鏡餅の飾りに使われています。
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5.アカマツとモチツツジ | | | | 金華山では、アカマツのあるところでよくモチツツジを見かけます。この組み合わせはかつて、自然林を人が薪炭用の材として活用するために切り開いた林の後でであることを教えてくれます。 それは、アカマツもモチツツジも陽の当たる明るい場所を好んで成長する木なので、かつて人が木を切った後開けて陽が入り込む場所に入りこんで成長したと言えるからです。 植物だけではなく、同じ場所に自生する植物の組み合わせを観察すると新たな発見があるかもしれませんね。
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6.アカマツとツブラジイ | | | | 金華山では、冬でも葉を落とさない常緑樹のツブラジイなどが多く生えています。しかし尾根筋の土地がやせ、乾燥する場所では、ツブラジイの成長が悪いため、ツブラジイにかわりアカマツなどの乾いた所でも成長できる木々が多く見られます。 このような様子を一般的にすみ分けといいます。このように植物はそれぞれ自分に適した環境で成長しているのです。
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