平成25年2月17日、鷺山の里山整備活動が実施されました。
かつての鷺山は、鷺山小学校区のシンボルでありながら、手入れが行き届かず鬱蒼としたヤブ山になっていました。
そんな鷺山を、「子どもたちが安心して遊べ、地域住民の憩いの空間となるような里山にしよう!」と、平成20年から鷺山小学校PTAが中心となり整備活動を続けています。
<里山整備は楽しく真剣に!>
まずは安全な作業のためのレクチャーです。
刃物を使う作業なので、少しの油断が大ケガに繋がります。指導者は引き締まった表情で注意事項を伝えていました。
<おそるおそる作業開始!>
作業が始まりました。
子供たちは、最初は先生やお父さんお母さんのまわりで恐る恐る小さな木を切っていました。小さな木でものノコギリの使い方が悪ければ切れません。
でも、大人からコツを教わり慣れてくるに従って、行動はどんどん大胆に…
<大きな木の伐採に挑戦>
コツさえ掴めば面白いように木は切り倒すことができます。こうなるともう、伐採が止まりません。
切り倒した木はちゃんと短く切って、きれいに林内に積み上げてくださいね。
<みんなで力を合わせて>
一人で動かせない木はみんなで力を合わせて引っ張ります。こんなにイキイキした小学生の姿を見たのは、ずいぶん久しぶりのような気がしました。
見ていて気持ちの良い光景です。
<みんなで本日の活動成果を確認>
時を忘れて作業に没頭していると、あっと言う間にお昼になりました。一同集まって、本日の活動成果を見下ろします。
なんということでしょう! 鬱蒼とした藪が、明るく気持ちの良い里山へと姿を変えていました。
自分たちの力で森の姿を変えることができたことに、子どもたちから驚きの声が上がります。
<あー面白かった、おなか空いた!>
冬の里山活動に一番相性が良い食べ物は、もちろん豚汁!
ということで、整備活動の後は、お母さんたちが準備してくれた豚汁タイムです。
<このつながりが鷺山の宝!>
この活動は今年で6年目に突入しました。この日は、鷺山小PTAに加え、自治会や地元消防団、水防団からの参加もあり、万全の支援体制のもと、子どもたちに活動してもらうことができました。
鷺山の里山整備活動を通して、地域の絆がどんどんと強く大きくなっているようです。鷺山の里山再生もさることながら、このつながりが一番の成果と言えそうですね。
自然環境課 吉村