前回、達目洞自然の会のみなさまによって、
崩れかけた逆川護岸補修のために竹取が行われましたが、
1月19日(土)の定例作業ではもう一つの材料である
土のう作りが行われました。
<晴天ながら真冬らしい朝、
達目洞の田んぼは凍っています>
この土のうは、土留めとなる竹と岸部の間に積み上げる予定です。
年月が経って竹が傷んだ際、すぐに岸部が崩壊しないように
水から岸部を守る役割があります。
いずれ自然に戻る麻製の土のう袋を用意し、
中に詰める土は達目洞内にある池に流入した土砂を使用することにしました。
こうすることで、達目洞に本来生息していない生物が
外部から入り込むことはありません。
土のう作りは難しくありませんが、なかなかの重労働です。
参加者はお互いに協力し合い、効率良く作業を進めていきます。
<石蓑(いしみ)を使って土砂を袋に詰め込みます>
学校がお休みだったこの日は、参加者の中に子どもの姿もありました。
子どもたちは重い土のうに四苦八苦しながらも
土遊び感覚で一緒に作業してくれました。
<「こうやって口を縛ってね」>
<大人も子どもも一緒に作業>
作成した土のうは50袋にのぼりました。
逆川の補修予定箇所近くで次の作業まで保管します。
<最後は力仕事!>
<積みあげた50袋の土のう>
達目洞自然の会のみなさま、お疲れ様でした。
次回は、前回切り取った竹とともにいよいよ護岸補修です。
なお、今回の定例作業では土のう作り以外にも
ゴミ拾い、崩れかけた池のふちの護岸補修など達目洞保全活動を行いました。
<石等を使った護岸補修作業>
<手作業で組み上げました>
達目洞自然の会では毎週第3土曜日に
達目洞の自然環境を保全するための定例活動を行っています。
興味のある方は、一度、活動を見に来られてはいかがでしょうか。
自然環境課 木村