1月17日(木)、岐阜ファミリーパークにて
岐阜市立三輪中学校1年生のみなさんが里山研修を行いました。
代々受け継がれてきたこの研修、今年は8年目です。
数十年前までは生活に密着していた里山が
人の手が入らなくなったことで荒れてしまったことを知ってもらい、
「人の手が入る」とはどういうことなのかを体験してもらうことが
目的となっています。
心配された朝方の雨も作業開始時間には止み、晴天に恵まれました。
まずは里山学習の趣旨、安全に活動を行うための注意事項を聞き、
さっそく山へと入ります。
山中を歩いた経験の少ない子もいましたが、
習うより慣れろ、とばかりにチャレンジしました。
「滑る!!」「そこ危ないよ!」「ガンバレー」
様々な声が上がります。
<声を掛け合って斜面下り>
山に入ったら間伐開始です。
初めはぎこちない子もいましたが、作業を重ねるごとに
ノコギリの使い方、力の入れ方、木を倒す方法、注意喚起の声掛けと
ノウハウを吸収していきます。
作業後半には講師の指導の下、
腕よりも太い大物に挑戦する子も出てきました。
<真剣な表情で挑戦>
<パートナーと力を合わせて>
作業後は切り出した木材を運びだし、トラックに積み込んで作業終了です。
トラックいっぱいの木材が集まりました。
この木材は1年かけて乾燥させ、薪にします。
<持って帰るにも一苦労の量と重さ>
間伐体験後は、お昼ご飯作りです。
炊事に使う木材は、3年前に先輩が間伐体験で集めた木材で作った薪です。
同じように、今日集めた木材は後輩たちが使用します。
先輩から後輩へ、活動が続いているからこそ可能な繋がりですね。
<火加減の調整は難しい?!>
活動の途中では、先輩たちが間伐を行ったおかげで明るくなった森、
薪や炭のエネルギー源としての可能性など色々なお話を聞きました。
こういった話も、自分の体験を通して
受け止めることができたのではないでしょうか。
<成果と共に記念撮影>
自然環境課 木村