令和6年12月21日(土)、大洞の保全活動が実施されました。
通常なら第4土曜日が活動日ですが、年末ということで、1週間繰り上げとなりました。
本日の活動ですが、2班に分かれての作業となりました。一つは山林での間伐作業、もう一つは元蓮田の保全作業です。
この元蓮田は、長い間、耕作が行われず、雑草が繁茂して、面積が縮小傾向にあります。その雑草の中でも、特にノイバラが繁茂しており、とげが鋭くて危険なため、ノイバラ群落の除去を中心に作業を行いました。
作業は、ノイバラの枝、幹などを切断し、ひたすら積み上げるというものでした。
枝を持った時にとげが刺さったり、切った枝がからみあって抜けなかったりと、
作業は難航しました。
作業中、こんなものを見つけました。オオカマキリの卵鞘です。この鞘の中に卵が多数入っています。春になると幼生が出てきます。
大洞には貴重な動植物が多数、生息・生育しています。シデコブシもその一つです。域外保全として植栽されたシデコブシが蕾を付けていました。
難航した作業ですが、ひたすら取り組んだおかげで、このような状態になりました。元蓮田の保全作業は、今後も行われる予定です。
活動の終了後、長年、大洞の保全に尽力された岐阜大学の肥後先生が今年度末で退官されるとのことで、ささやかな催しがありました。肥後先生、お疲れさまでした。
肥後先生は、退官後も大洞の保全に尽力されるのは変わらないとのことです。今後もよろしくお願いいたします。
大洞の保全活動は、来年からも毎月、第4土曜日に実施されます。興味がある方は、当日の午前中に見に来てください。
岐阜市環境保全課