10月30日(日)に第10回岐阜市まるごと環境フェアが行われ、
その中で平成23年度岐阜市環境活動顕彰表彰式が行われました。
「岐阜市環境活動顕彰」は、岐阜市の環境保全やリサイクル、
環境教育など貢献のあった企業やボランティア団体など
を顕彰することで、市民、事業者、行政が一体となって
岐阜市の環境をよりすばらしいものにしていくことを目的に
平成14年度より始まりました。
平成23年度は、次の3団体・個人の方が受賞されましたので
ご紹介させていただきます。
<平成23年度の受賞者の皆さん>
◆硯石の自然を愛する会 (環境保全活動)
平成14年に設立され、大洞の硯石池周辺を拠点に里山を再生する
活動を行っています。
「地域の宝(大洞の自然)は、地域(自分たち)で守る」を
モットーに全て地元の住民の方々で構成された会員は、現在40名
にも及びます。毎月、第2土曜日に、大洞地区の硯石池周辺を拠点に
里山整備活動や絶滅危惧植物の保護活動に力を入れて取り組んで
いらっしゃいます。
<里山整備活動>
<絶滅危惧種の保護>
◆栗本 満 (環境教育活動)
昭和60年より、則武地区の特産野菜である守口大根や枝豆の
栽培を行い、地元の丸高守口漬本店の加工工場見学など地域との
交流を通じて子どもたちに地域愛を育む活動を行っています。
また、農業体験を通じ、子どもたちに地球温暖化の問題や生物多様性
を学習させるなど、環境学習の支援を行っていらっしゃいます。
<農業体験>
<環境学習の支援>
◆岐阜県立岐阜総合学園高等学校 (ごみ減量活動・研究開発活動)
平成11年に荒田川で有害物質のPCBが検出されたことを契機に
生徒有志が中心となって毎年「荒田川クリーン作戦」として荒田川
の清掃を行っています。
現在では、保護者や地域自治会も加わり参加者は、
約400名にもなります。また、「環境テクノロジー系列」の授業では
学校のごみとして排出されるシュレッダー紙を再利用した園芸用小鉢
を研究・開発されました。
<荒田川クリーン作戦>
<シュレッダー紙の園芸用小鉢>
受賞者の皆さん、本当におめでとうございました。
このような環境活動の輪が地域にどんどん広がっていくといいですね。
自然環境課 坂井