踏まれても、大丈夫なように丈夫な花柄を持ち、葉には少々破れても大丈夫なように丈夫な葉脈を持っているオオバコにも花が咲きました。
先日ブログにアップしましたが、調べていくうちに間違いに気付いたため再度書き直すことにしました。
それでは改めて…
オオバコの花は、下から咲き上がっていくので上のほうは若い花です。
若い花から出ている白い毛のようなものは、雌しべ。
下の方の花から出ているのが雄しべ。
若い花の時期には雄しべはないことになります。
実は、近親交配を避けて他の花から花粉をもらうために先に雌しべが出て、その後に雄しべが出るという仕組みになっていたんです。
このようにして受粉して出来た種にも一工夫。
乾燥しているときはさらさらした小さな種なのですが、水に濡れるとネバネバした粘液をまといます。
粘液をまとうため、その上を通った人間の靴底や車のタイヤなどにくっついて遠くに運ばれていきます。
普段は低いところでしか見られないオオバコも、登山者の靴底にくっついて山道で見られるなんて話も聞いたりします。
踏まれるための身体の構造。
より強い子孫を残すための花の仕組み。
踏まれるための種。
オオバコって身近で見られる植物なのに奥が深い!
オオバコの生きる知恵に万歳!!
自然の家:パン