平成29年12月9日(土)、岐山高校生物部が外来魚駆除大会を開催しました。
これは、ブルーギルやオオクチバスなどの外来魚を釣って駆除するとともに、活用の一つとして食べてしまおうという企画です。
まず岐山高校から予定地の鳥羽川へ向かいました。
いよいよ釣り開始です!・・・・・・・しかし、全く釣れません。
仕方がないので、場所を移動し、釣りをあきらめて、タモ網で採集することにしました。
場所と採集方法を替えたら、100匹近くのブルーギルを採集することができました。
ブルーギルは特定外来生物なので、生きたまま移動させるのは法律違反です。
岐山高校生物部は、特別にブルーギルの飼育許可が下りているので、法律違反にはなりません。
調理のため、クーラーボックスの中で冷却処理しました。
ブルーギルやオオクチバスの白身は、もともとおいしいのですが、皮の臭みがあると台無しです。皮をとるため、熱湯をかけました。
その後、ペットボトルキャップを使って、皮をこそぎ落しました。
エラを取って、内臓も取りました。
切り身はこんな感じです。
ソテーする前に、小麦粉をまぶしました。
こんがりとソテーしました。
火が通ったものから皿へ取り出しました。けっこうおいしそうです。
付け合わせと盛り付けして記念撮影。背景は、特別な許可のもと飼育しているブルーギルです。このブルーギルのソテー、香ばしくて、臭みもなく、普通においしかったです。
調理中、廊下にいい匂いが流れたので、生物部以外の生徒もどんどん入ってきました。おかげでブルーギルのソテーは、あっという間になくなりました。
釣りこそできませんんでしたが、外来魚を駆除して活用するという主たる目的は達成できました。ジビエのようにはいかないですが、駆除して活用するということが広がれば、生物多様性保全につながると思います。
岐阜市自然環境課