平成29年10月15日、達目洞において、「収穫祭2017」が開催されました。
これは、達目洞自然の会が、達目洞の保全の一つとして
行っている無農薬の田んぼ作りにおいて、稲刈りなどを
皆さんに体験していただこうという催しです。
当日は、達目洞自然の会の方々、岐阜大学のESDに携わる大学生、中央青少年会館の
ジャンプアップ講座の参加者など、約80人もの人が参加しました。
当日は、雨天でしたが、多くの親子が参加してくれました。
こちらでは、参加者に振る舞う豚汁の準備を進めました。
予定時刻となり、いよいよ開会です。
開会にあたり、達目洞自然の会事務局長である加納さんから、あいさつと達目洞の成り立ち
などについての説明がありました。
達目洞は、信長公の時代に、鹿狩りの場所として知られていたそうです。
信長公記にも出てくるとのこと。歴史を感じますね。
参加者の皆さんの集合写真を撮りました。横を向いている子もいますが、それはご愛敬。
達目洞について、もっと知ってもらうため、自然観察を行いました。
これは、達目洞を象徴する植物、ヒメコウホネが咲く逆川(さかしまがわ)での説明です。
時期が遅いので、逆川のヒメコウホネは一つしか花がありませんでした。
このヒメコウホネ、「東海型」に分類されるもので、実はとっても貴重なんです。
達目洞には、夜な夜なイノシシが出没します。通路の右側にはイノシシが掘った跡があり、皆が驚いていました。
一通り、自然観察した後、いよいよ稲刈り開始です!
稲穂は十分に実っています。
達目洞自然の会の方々が、稲刈りの方法を丁寧に説明してくれました。
子ども達は張り切って稲刈りしました。大人達は稲を束ねる役です。
岐阜大学ESDクオリアの学生も大活躍。
こちらでは、大学生と子どもの見事な連携!
生物多様性が豊かな達目洞には、様々な貴重な生きものがいます。これは鳥の巣のようですが、カヤネズミというネズミの巣です。
川や池の中にいるコオイムシが何匹もいました。子を背負うから子負い虫。
メスがオスの背中に卵を産み付けます。
稲刈りが進む一方で、参加者に振る舞う豚汁も出来きてきました。
稲刈りが終了し、皆が刈った稲を天日で干すようにしました。
参加者の皆さんに豚汁が振る舞われました。おいしかったのと、たくさん用意してもらえたということもあって、お代わりを10杯!した子もいました。
お腹いっぱいになったところで、閉会です。楽しい体験だったと皆さん、満足そうでした。
今日は楽しかったと、この笑顔。
あいにくの雨でしたが、けがもなく、無事に終了することができました。
達目洞自然の会の皆様、本当にありがとうございました。
今年度は、信長公450プロジェクトと第16回岐阜市まるごと環境フェアの関連で、来週、10月22日(日)にも、達目洞で体験ツアーが開催されます。
興味がある方は、ぜひ来てください!
岐阜市自然環境課