去る11月3日(木・祝)、みんなの森 ぎふメディアコスモスで、平成28年度第2回生物多様性シンポジウム「しぜんの恵みと生物多様性」を開催しました。
本シンポジウムは、昨年度岐阜市が策定した「岐阜市生物多様性プラン」について周知をはかるとともに、今後の生物多様性の保全などについて市民の皆さんとともに考え、アクションプランに反映していくために開催しました。当日は、中学生・高校生を含む幅広い年代の方々、70名以上の方々にご参加いただきました。
<開催概要>
日時:平成28年11月3日(木・祝)
場所:みんなの森 ぎふメディアコスモス かんがえるスタジオ(司町40-5)
主催:岐阜市まるごと環境フェア実行委員会 共催:岐阜市
<プログラム>
・開会
・活動発表
「守れ! ふるさとのヒダサンショウウオ」
高富中学校 生物部
「岐阜農林高校周辺のヌートリア生息調査報告」
岐阜農林高等学校 動物科学科 野生生物班
「ケリの繁殖状況と水田(岐阜・西濃地域における考察)」
岐阜農林高等学校 動物科学科 野生生物班
「ESDってなんだろう?」
岐阜大学 ESDクオリア
・基調講演
「しぜんの恵みを活かす文化を再興しよう」
京都大学防災研究所水資源環境研究センター 准教授 竹門康弘 氏
・トークセッション
「しぜんの恵みと生物多様性」
コーディネーター:岐阜市自然環境保全推進委員会 委員長 野村典博 氏
登壇者:竹門康弘 氏、岐阜大学地域科学部 准教授 向井貴彦 氏、岐阜大学 ESDクオリア 近藤亜衣 氏
・閉会
前半は、地域の学生と生徒による、日ごろの研究や環境保全活動に関する発表を行いました。参加者からは、「中学生とは思えない充実した発表だった。」「ヌートリアの生態がよくわかりました。」「ESDの活動、応援しています。」などの声がありました。
後半は、京都大学防災研究所水資源環境研究センターの竹門氏をお招きし、「しぜんの恵みを活かす文化を再興しよう」というテーマで講演をしていただいた他、「しぜんの恵みと生物多様性」というテーマで参加者を交えたトークセッションを行いました。参加者からは「多大な自然の恩恵を受けながら私達の生活でそれを破壊、阻害している現状にジレンマを感じる。」といった声がありました。
会場の様子
基調講演の様子
岐阜市自然環境課