11月2日土曜日に金華山サポータズの設立10周年を記念して
「金華山の今昔と未来について」と題した講演会、意見交換会が
岐阜森林管理署の後援のもと開催されました。
会場には13歳の中学生から大正生まれの方まで、
幅広い年齢層の約40名が駆けつけ、
幅広い世代に愛される金華山を改めて実感することができました。
<川瀬会長の挨拶 金華山に対する熱い想いが語られました>
会長挨拶の後、
唱歌「金華山」(明治34年「岐阜県唱歌」より)が紹介され、
今とは違う時代を感じさせてもらうことができました。
当時は運動会でも歌われたそうです。
言われてみれば当たり前の話かもしれませんが、
同じ金華山でも時代によってその存在が大きく異なることは、
私にとっては大きな驚きでした。
<戦国時代の雰囲気が感じられる唱歌「金華山」の歌詞>
基調講演では、森のなりわい研究所の伊藤栄一先生から、
森の遷り変りの話や、
今の金華山が森の遷り変りの中で、
どんなステージにいるのかという説明がなされました。
<金華山に関するデータが示されながらの講義の様子>
その後、そのステージの遷り変りは、
人々のライフスタイルや社会情勢に依存しており、
ライフスタイルが価値観を決める大きな要素となるのではないか
という話題提供があり、意見交換会へと進みます。
意見交換会では、金華山サポータズのこれまでの歩みについて、
事務局の野尻さんから説明がされ、
その後みなさんの熱い想いが交換されました。
<金華山サポーターズの10年の歩みについての説明>
意見は多様で、金華山のことで合意形成をする難しさを感じましたが、
逆にそれだけ多様な意見がでるということは、
市民の皆さんの心に深く根ざし、愛される山ということだと思います。
<伊藤先生による意見交換会の進行>
金華山に対する価値観は人それぞれでも、
それぞれの価値観を認めながら、
「金華山」と「金華山の保全に携わる方々」への感謝の気持ちを持って
よりよい金華山について考えてきたいですね。
金華山サポーターズの皆様、お疲れ様でした。
そして、10周年おめでとうございます。
自然環境課 井戸