報告が遅くなりましたが、
11月4日(日)に第11回岐阜市まるごと環境フェアのイベントとして、
じゅうろくプラザにて
第8回アースレンジャー子ども会議が開催されました。
この会議では、岐阜市の小・中学生が集まって、
環境学習などをとおして感じたことや考えたことについて
発表・話し合いをし、意見交換をとおして
環境に対する考えを深めてもらうことを目的に開催しています。
前半の活動発表では、7団体の皆さんが発表してくれました。
<長森南中学校> <イオン柳津店チアーズクラブ>
<芥見子ども会> <則武子ども会>
<網代小学校> <長森西小学校>
<合渡小学校>
野菜作りの話、リサイクルの話、
地域の河川や水路に生息する水生生物の話と
内容は多岐にわたっていましたが、
いずれの発表でも、単に、
調べた・体験した・教わったという内容の発表に留まらず
活動をとおして「何を感じたのか?」、
「地域についてどう思ったのか?」、「何を伝えたいのか?」といった、
子ども達の想いが随所で述べられていました。
また、発表方法もそれぞれの団体が
観客に楽しませるための工夫を凝らしており、
例えば網代小学校は会話風の掛け合いスタイルで、
分かりやすく楽しく発表してくれました。
午後からは、「環境クイズ」と「がやがや会議」が行われました。
<環境クイズの様子>
<がやがや会議の様子>
環境クイズでは、
参加した子ども達の地域の自然に因んだ問題が出題され、
悪戦苦闘しながら、地域や自然のことを学習しながら挑戦しました。
初対面の子ども同士がヒントを教え合っていた姿が印象的でした。
実際に出題された問題ですが、下の写真の問題、分かりますか?
正解は「ツキノワグマが木の実を食べるために、実のついた枝を折って、引き寄せたから」です。
難問揃いで観客の皆さんも一緒に楽しんでいました。
続くがやがや会議では、子どもたちが
・豊かな自然(森・川・海の自然)
・豊かな自然(生き物)
・環境にやさしい暮らし方(省エネ、ごみ減量)
・食べ物と生活(野菜作りなど)
の4つのテーマに分かれて、グループごとに話し合いました。
子ども達は意見を模造紙に書き込みながら議論を深めていき、
「自分たちはこれからどんな環境で暮らしていきたいのか?」考え、
「そのために自分は何ができるのか?」というところまで落とし込み、
「岐阜市 子ども環境宣言2012」としてまとめました。
<意見を深め合う子どもたち>
まとめられた宣言文は最後にステージ上でグループの代表者が読みあげられ、
◆環境に悪い影響をもたらすものを
環境にやさしいものに変えて環境を守る。
◆ゴミを水の中などに捨てず、資源化(3R)をしてゴミを減らし、
植物を大切にし、森・川・海の空気や水をきれいにし、生き物を守る。
◆ペットは飼い主が責任を持って最後まで飼う。
◆物をくりかえし大切に使ったり、水を使いすぎないなど、
一人一人が意識してムダ使いをなくす。
◆食べ物を捨てなくていいように、食べられる量だけ作って、
きらいな物でも残さず食べる。
◆小さな心がけをする
子ども達の想いのつまった宣言が堂々となされました。
<子ども環境宣言の様子>
宣言文の裏側にある「どんな環境にしたいのか?」
という子ども達の想いを考えると、
宣言文をより深く感じることができそうです。
今回のアースレンジャー子ども会議には、
約200名の皆様にご参加いただきました。
会議の企画・運営にご協力いただいた、
環境市民ネットワークぎふ、国際ソロプチミスト岐阜−長良、
岐阜県自動車会議所の皆様、
環境クイズ・がやがや会議の司会
及びファシリテーターという大役を担っていただいた
未来塾2050、ESDクオリアの学生皆様、
本当にありがとうございました。
自然環境課 井戸