第11回岐阜市まるごと環境フェアのイベントとして
10月28日(日)にハートフルスクエアGにて
「学生環境会議2012」が開催されました。
今年で6回目となる学生環境会議は、
特定非営利活動法人 地域再生機構の副理事長であり、
岐阜市から郡上市の石徹白に移住し、
小水力発電と地域づくりに取り組まれている
平野彰秀さんをアドバイザーとしてお招きして開催され、
「地域の中のエネルギー」というテーマに沿って、
学生たちが自分たちの未来について語り合いました。
会議の冒頭に平野さんより簡単な自己紹介と話題提供があり、
平野さんの実家の周りの田んぼが開発によりなくなったこと、
それは平野さんにとって、とても残念なことであったが、
開発が人の意志で進められる以上、
逆に日本の原風景・田園風景が残るとしても、
それは人間の意志で残しうるもの。
というメッセージが添えられていました。
<平野さんによる話題提供>
平野さんからの話題提供を受け、
参加者は、簡単なゲームで緊張をほぐした後、
「地域の中のエネルギー」というテーマに沿って、
20年後に住みたくなる町について、
ワールドカフェで話し合いました。
話し合いは5人一組でメンバーの入れ替えをしながら、
3回に分けて進められ、20年後の未来について
1回目 どこに住んでいてどのような生活を送っているか
2回目 どんなエネルギーを用いたライフスタイルであるか
3回目 どのような価値観を持っていて、自分にとって何が幸せか
という内容で話し合いました。
<ワールドカフェによる話し合い>
ワールドカフェでの話し合いで、
参加者それぞれが心の中でぼんやりと描いている未来像を
言葉として表現し、それを未来予想図に書き示して、
目指すべき未来像を可視化しました。
<未来予想図の作成>
完成した未来予想図はグループごとに発表され、
「未来に向けて自分はこれから何をしていくべきなのか?」
参加者は、それぞれの思いを胸に刻んだことと思います。
<未来予想図の発表>
最後に、平野さんより学生環境会議の総括として、
学生のこれからについてエールが贈られました。
<平野さんからの総括>
1.アンテナをはりめぐらせて、いろんな世界を知ること
2.とにかく、行動し、何かやってみること
3.将来について、社会について、自分について真正面から考えること
参加した学生たちは、きっとこれらのエールを実践し、
自分たちの素晴らしい未来のために、
一歩一歩、歩んでくれると思います。
会議終了後、この会議の企画・運営を行った
未来塾2050の活動について紹介があり、
学生たちは、別会場に移動し、それぞれ交流を深めていました。
<未来塾2050の活動紹介>
熱い想いを持った学生同志の出会いの場としても、
貴重な場であったと思います。
未来塾2050の皆様、本当にお疲れ様でした。
また、協力していただきました環境市民ネットワークぎふの皆様、
ありがとうございました。
自然環境課 井戸