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【イベント報告】達目洞自然の会「収穫祭2012」が開催されました。


2012-10-20

10月20日土曜日に達目洞自然の会により
「収穫祭2012」が開催されました。
自然観察会と稲刈り体験の2本立てで、
稲刈り体験後は参加者の皆さんに豚汁が振舞われました。

今回の活動も6月16日に開催された達目洞での
どろんこ遊び、田植え体験と同様に、
損保ジャパン株式会社の「SAVE JAPANプロジェクト」の支援を
受けて開催されました。

まずは、稲刈りの下準備からスタートです。
稲を干すための「はさ」の準備です。

1、三脚を田んぼまで運びます

2、適当な間隔に三脚を立てます

3、隣合う三脚に竹を渡せば、「はさ」の完成です

「はさかけ」をして乾燥させたお米は
機械で乾燥させるより、ずっと美味しくなるそうです。
不思議ですね。

「はさ」が完成したところで、
稲刈り体験をする子どもたちも現地に集まりました。

セイタカアワダチソウなどの外来種の除草について、
達目洞自然の会の加納さん、大塚さんからレクチャーを受けて、
自然観察会のスタートです。

達目洞を流れる逆川には岐阜市の条例で、
貴重野生動植物種に指定されている「ヒメコウホネ」が自生しています。
逆川は江戸時代に達目洞の水はけをよくするために造られた川で、
逆川ができたおかげで、お米作りができるようになりました。
そのお米作りのため、達目洞が適切に管理され続けたことによって、
今も「ヒメコウホネ」が自生できる環境が守られています。

ホンモノを観察しながら聴く解説はなるほどの連続でした。

観察会が終わるといよいよ稲刈り体験です。
意外や意外、みんな悪戦苦闘することもなく、
みるみる稲刈りが進んでいきます。

<お母さんと一緒に>

<勢いあまって尻餅(笑)>

<大学生もとったどー>

でも、刈ってからが本当の勝負です。
刈り取った稲を束にして、「はさ」に掛けていきます。
束にする作業が意外と難しい。
きつく締めないと束から稲がすっぽ抜けて落ちてしまいます。
慎重に作業をしているとどんどん時間が過ぎていき、
悪戦苦闘しながらの作業でした。

「はさかけ」が終わると情緒たっぷり、里山の秋の風景の完成です。

最後はお待ちかねの豚汁パーティーです。

<けっ、けむりが目にしみるぅー>

<お腹すいたぜー!>

<豚汁マイウー!>

一仕事終えた後に、外で食べる豚汁は格別です。
おかわり君も続出です。

私も6杯おかわりいただきました(笑)
おいしかったです。

豚汁パーティーの中では収穫祭に参加してくれた、
吉本興業の「ステレオ太陽族」さんによる
漫才のプレゼントもありました。

最初はいまいちのりの悪かった子どもたちも、
漫才をみたら大爆笑の連続でした。
さすが、空気をつかむプロですね。

ちなみに、ステレオ太陽族のお二人は岐阜県出身で、
芸能人と地元中学の超ローカルトークで盛り上がる不思議な体験ができました。

絶好の晴天のもと、盛りだくさんの一日が終わり、
太陽と土の恵みと実りへの感謝を改めて実感できました。

参加者のみなさん、収穫祭を開催された達目洞自然の会のみなさま、
どうもお疲れ様でした。

自然環境課 井戸


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