令和7年4月19日(土)、今年度最初の達目洞の保全活動が行われました。当日は晴天で夏日となり、気温に慣れていないため、いつも以上に意識して水分補給を行うなど、体調管理に注意しながらの活動となりました。
今年度最初の活動を始めるにあたり、達目洞自然の会の事務局長兼代表である加納さんからあいさつがありました。
そして活動の前に、達目洞の状況について全員で観察しました。
観察の中で、達目洞自然の会の大塚さんから達目洞の生きものについて説明がありました。
まずは、タンポポについての説明です。達目洞には在来種であるカンサイタンポポ、外来種であるセイヨウタンポポが生育しています。
総苞片の形状を見ることでセイヨウタンポポとカンサイタンポポを見分けることができるとのことです。
セイヨウタンポポは総苞片が反り返っていて、カンサイタンポポは反り返っていません。
これは総苞片が閉じているのでカンサイタンポポです。
逆川の中では、ヒメコウホネの花が一輪咲いていました!!
ヒメコウホネは環境省の第5次レッドリストで絶滅危惧ⅠA 類、岐阜市版レッドリスト(2023)で絶滅危惧Ⅰ類に指定される絶滅危惧種です。
岐阜市では自然環境の保全に関する条例の規定により、貴重野生動植物に指定して保全に取り組んでいます。
他にも様々な生きものを見ることができました。
ヌマガエル
アズマヒキガエルのオタマジャクシ
ゲンゲ(レンゲ)
クロミノニシゴリ
シャガ
ムラサキサギゴケ
今回は初参加されるご家族が何組も来てくれました。達目洞の保全活動は決して敷居が高いものではありません。
基本的に毎月第三土曜日の午前に活動を行いますので、興味がある方はぜひ来てください!!
岐阜市環境保全課