6月23日(土)に、ながら川ふれあいの森 四季の森センターにて
平成24年度岐阜市こどもエコクラブ発足式が開催されました。
こどもエコクラブは、
幼児から高校生までなら誰でも参加できる環境活動のクラブです。
6月26日現在、岐阜市では35のクラブが登録されており、
1015名の会員が環境保全活動や環境学習を行っています。
発足式はこどもエコクラブの会員が一年間の活動に向け、
それぞれのクラブとの交流しながら決意を新たにする場です。
まずは、国際ソロプチミスト岐阜-長良による
活動支援金の授与が行われ、こどもエコクラブを代表して
自然大すき(岐阜市立長森西小学校4年生)のメンバーが
支援金を受け取り、緊張しながらも力強く決意表明がされました。
<支援金授与の様子>
緊張の決意表明が終わったところで、
次は子どもたちの交流タイムです。
ある動物についてヒントを聞きながら正体を突き止める「ノーズ」や
自分の背中につけられた動物の正体を突き止めるために、
いろいろな人にその動物の特徴を質問し、
正解にたどり着く「動物交差点」を行いました。
ノーズでは正解が分かった人から鼻に指をつけて合図をします。
正解が分かってからも核心に近づくヒントが続々と出てきます。
早々正解が分かった人は正解が伝えたくて仕方ありません。
いよいよ全員で回答を口に出す場面になると
「ウシーーーッ!!」と大合唱。
腹の底からいい回答いただきました。ちなみに、ウシが正解です。
<ノーズの様子>
大声の回答でスッキリした後は、動物交差点です。
「知り合いに質問することは禁止!!」と伝えられたところ、
「えーーーーっ!」と今度は不満の大合唱。
でも、みんな笑顔です。
次から次へ知らない人に声をかけ、正解者が続々とでてきます。
でも、この動物交差点、意外と難しいのです。
大人も参加していましたが、撃沈した方も・・・。
<動物交差点の様子>
さあ、最後はお楽しみの自然体験活動。
今回の講師は名和昆虫博物館館長の名和哲夫先生。
活動内容はもちろん昆虫採集。
まずは、名和先生いわく「昆虫に馬鹿にされないため」
のタモの振り方などの講義です。
<奥が深いタモの振り方講習>
タモの正しい振り方を学び、
「くれぐれもタモで昆虫相手にチャンバラしてはいけない」
という注意をいただき、昆虫採集が始まりました。
が、早速昆虫にチャンバラしている子ども達もチラホラ(笑)
でも、獲物を前にしたらそうなる気持ちすごく分かります。
アッという間に昆虫採集は終了し、いよいよ振り返りです。
採集された昆虫の解説に始まり、話はどんどん深まります。
昆虫を人間がどれだけ採っても、1匹の鳥にかなわないこと。
昆虫を採ることよりも、
昆虫が棲める環境がなくなることの方が恐ろしいこと。
昆虫を採る喜びを感じ、昆虫のいる場所を愛することが、
昆虫を守るだけでなく、自然環境を守ることに繋がるということ。
名和先生の熱い想いで、自然体験活動が締めくくられ、
無事こどもエコクラブ発足式が終了しました。
国際ソロプチミスト岐阜-長良の皆様、
こどもエコクラブ応援団、サポーターの皆様、
日々活動してくださる保護者・教員の皆様、
いつもありがとうございます。
自然環境課 井戸