春の妖精、カタクリが今年も可憐な花を咲かせました!
岐阜市の里山には、カタクリやシデコブシ、ギフチョウなど「氷河期の生き残り」と言われる生き物が今も生息しています。
これは、最後の氷河期が終わった一万年前から絶え間なく、この地に暮らしてきた私たちの祖先が山に手を入れ、炭を焼き、薪を採り、落ち葉掻きを続けたことにより、林床に日光が差し込む氷河期同様の林が維持されてきたためです。
つまり、岐阜市のカタクリは、人と自然の共生の歴史を証明する文化遺産でもあるのです。
「里山の自然=人と自然との共生の結果」と言えるでしょう。
里山の自然を守る、とはどのようなことなのか、その意味について考えさせてくれる可愛らしい花です。
自然環境課 吉村