■分類 | ツツジ科−アセビ属 |
■分布地 | 宮城県から南の関東と中部の太平洋側・四国・九州に分布している。 |
■木(枝) | 常緑低木で成長すると樹高は1〜7mになる。群生して純林を形成することもある。樹皮は灰褐色、縦に裂け目ができる。 |
■葉 | 長さ3〜9cmの葉は、長楕円形または倒披針状長楕円形葉で、表面は濃緑色で光沢ある。裏面は黄緑色。 葉縁は低く浅い鋸歯あり、葉先は鋭くとがっている。 |
■花 | 3〜5月に白い壷状の花を咲かせ、枝先に複総状の花序を垂らす。 |
■実 | 9〜10月に直径5 mmの球形の朔果を実らせる。上を向いて熟す。 |
■その他 | 葉に毒があり、多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。 名前の由来:アセビは漢字で書くと馬酔木と書く。この漢字からわかるように馬が葉を食べると酔ったようになり、足が不自由になるため、アヒシビがアシビになり、さらアシミ、アセビになったといわれている。 |
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