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ふれあいの森散策会(令和6年11月)が開催されました!


2024-12-03

令和6年11月27日、ながら川ふれあいの森にて、NPO法人ふれあいの森自然学校の皆さんにより、
ふれあいの森散策会が開催されました。
この散策会は定期的に開催されており、今回は「冬でも落ちない葉っぱの秘密」
というお題の基、常緑樹と落葉樹の違いなどを中心に解説がありました。

四季の森センターに集合した後、近くの白山神社へ移動しました。
ここではドングリについて解説がありました。

地面にはアラカシのドングリがいっぱい落ちてました。

続いて解説があったのはヤツデ。

ヤツデは、同じ木に雄花と雌花が咲きますが、雄花ばかり咲く時期から雌花ばかり咲く時期へと変化するとのこと。
写真はヤツデの雄花です。

白山神社での観察後、三田洞弘法法華寺へ移動しました。
移動中、山の中に、高くて黄色の葉を付けた高木があるのが見えました。
ユリノキです。このユリノキの下には後で訪れますという説明がありました。

三田洞弘法の境内において、最初の解説があったのは菩提樹です。

この菩提樹は岐阜市の天然記念物に指定されています。
菩提樹というとお釈迦様が悟りを開いた木というイメージがありますが、その木はインドボダイジュという木で、この菩提樹とは種類が違うとのことでした。

次に解説があったのが、常緑針葉樹を代表するマツです。
マツにもいくつか種類があるとのことで、ここでは3種類のマツについて解説がありました。
まず、葉が比較的柔らかく、木全体が赤っぽいアカマツ。

次に、葉が比較的硬くて、木全体が黒っぽいクロマツ。
クロマツは乾燥にも強いので、海際の防風林などにも利用されているとのことでした。

そして、ゴヨウマツ。アカマツ、クロマツが葉が2本1組になっているのに対して、5本1組になっているので、ゴヨウマツという名前だそうです。
昔から観賞用として寺院などに植栽されてきたとのことでした。

続いて、解説があったのがナンテン。薬用などに利用される赤い実が特徴です。白い実がなるシロミナンテンも生えていました。

同じく赤い実がなるマンリョウについても解説がありました。

これも赤い実が特徴的な常緑樹ですが、マンリョウより少し小さいセンリョウです。

この後、境内を出て山の中に入りました。紅葉がきれいでした。

山道を行く途中で、神事に利用されるサカキ、ヒサカキについて解説がありました。

これはサカキ。比較的温暖な地域で生育するので、東北より南では、この木を神事に利用するとのことでした。

これはヒサカキ。サカキよりも寒い地方でも生育できるので、東北より北では、この木を神事に利用するとのことでした。

後で下まで行きますよと予告のあったユリノキです。ユリノキは落葉樹です。

これはウラジロ。シダの仲間です。V字型をしていて、遠くまで滑空させることができます。
参加者より講師の方々のほうが夢中になって飛ばしていました。

これはアオキです。日陰でもよく育つことから、公園などに植栽されることが多いとのことでした。

四季の森センターまで戻ってきました。
参加者の皆さん、お疲れさまでした。そしてNPO法人ふれあいの森自然学校の皆さん、ありがとうございました。

いろいろな植物について、解説があり、楽しく学ぶことができました。
次回のふれあいの森散策会は、令和7年2月16日(日)に開催される予定です。
平日ではなく、休日の開催となりますので、お子さんも含めて参加されてはいかがでしょうか。

岐阜市環境保全課


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