第3回アースレンジャー自然体験塾(稲作編)を開催しました。
9組25人の親子が達目洞の自然観察と稲刈りを行いました。
当日の朝はあいにくの雨模様でしたが、稲刈りをする頃には天気が回復し、晴れた天気の中、稲刈りすることができました。また、アースレンジャー自然体験塾の参加者だけではなく、専門学校の生徒さんや岐阜大学の学生さんたちも一緒に、みんなで協力して作業を行いました。
開催日 令和5年10月15日(日曜日)
開催時間 午前9時 から 正午 まで
開催場所 達目洞
○達目洞の自然観察
初めに、達目洞の自然環境を保全している「達目洞自然の会」の加納さんの案内で、達目洞の自然観察を行いました。
達目洞自然の会では、岐阜市貴重野生動植物種に指定されているヒメコウホネの保全や、湿地環境の再生・復元、外来種の除去、休耕田での米づくりを行っています。
○稲刈り
次に、達目洞の田んぼで、稲刈りを行いました。
前回(第2回)で植えた稲は大きくなっており、一面黄金色の田んぼが広がっていました。この稲は、達目洞自然の会の皆さんによる管理によって、無農薬で育てられています。
達目洞での稲刈りは、田んぼの土が非常にぬかるむため機械で行うことができません。全て人の手で行わなくてはいけません。
稲刈りの前に、稲を刈る方法を成瀬さんに教えてもらいました。鎌を使用するので、指を切らないように親指を上に向けて稲を持って、引っ張るように力を入れて切ることなどを教えてもらった後に、実際に稲刈りを開始しました。
子どもたちは、我先にと田んぼの中に入って、一生懸命稲を刈ってくれました。刈った稲を畦まで運んだら、あっという間に稲の山ができました。
刈った稲は藁でくくった後、竹にはざがけしました。藁でくくる作業が難しく、稲がゆるんで落ちてしまったり、上下逆になっている稲を整えたりと大変でした。
大人が藁をくくる作業に苦戦している間に、子どもたちは田んぼで生き物探しをし、バッタにコオロギにカマキリにカエルと、沢山の生き物とふれあいました。
みんなで協力して、稲刈りが終了しました。
自然観察や稲刈りを通して達目洞の生物多様性を実感し、理解が深まったことと思います。
多くの生きものが生息する達目洞を、皆で守っていけるといいですね。
みなさんお疲れさまでした。