5月23日（土）に岐阜大学教育学部の学生と共に、岐阜市北東を流れる石田川上流で、河川での活動体験の実習を行いました。

この頃の学生は、子どもの頃に河川での魚や虫の捕獲やった経験がない人がほとんどです。しかし、そのような学生も、いざ社会人となり教師として小学校、中学校の現場に行くと、総合的な学習等で児童・生徒を指導する立場になります。
そこで、今回、NPO関係者や市役所の職員が一緒になり、川での活動を少しでも体験してもらおうと試みました。

体験活動を行った石田川は、岐阜市内でも数少ない貴重な環境となっています。その河川を使ってタモ網で魚類の捕獲を行いました。

はじめ大学生は、どのような場所に魚類がいるのか分からず闇雲に網を使っていたのが、指導者と共に徐々に活動をすることで、草の生えている水際をガサガサして魚を捕まえていけるようになったようです。

また、分類をし始めると、大学生自身が捕まえた生物の数の多さ、種類の多様さに驚いていたようです。名前も分からない魚を前にたくさんの写真を撮影している学生もいました。

最後は、岐阜市少年自然の家の鷲見所長に捕獲した生物の説明をしていただき、活動を終えました。
二枚貝の生息できる場所が如何に貴重であるのか、タナゴ類の魚と二枚貝の関係も理解できたのではないでしょうか。

森と水辺の技術研究会　平田