今年初!ヒメコウホネの花が一輪咲きました。
金華山の東山麓に位置する達目洞(だちぼくぼら)には、昔ながらの里山の自然が残り、金華山を水源とし清らかな水が湧出する逆川(さかしまがわ)が流れています。
この清流にはヒメコウホネが自生し、春から秋にかけ可憐な黄色い花を咲かせます。
ヒメコウホネは環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類に指定される絶滅危惧種です。
「岐阜市自然環境の保全に関する条例」において、ヒメコウホネを貴重野生動植物種に指定し採取を禁止するとともに、ヒメコウホネ自生地を自然環境保全地区(達目洞ヒメコウホネ特別保全地区)に指定し保護しています。
『達目洞自然の会』の人たちは、この昔ながらの里山を保全していくことでヒメコウホネを守る活動を行っています。
達目洞のヒメコウホネは葉が小型で丸く「東海型」に分類され、自生地として全国的にも非常に貴重な場所となっています。
沈水葉と浮葉を持つ多年草で、5~10月頃に黄色い花を水面から突き出して咲きます。
開花は10月頃まで楽しむことができますので、皆さん見に来てください。
岐阜市環境保全課