市内の湧き水が染み出す放棄水田でハッチョウトンボを見つけました。
体長20mmにも満たない日本で一番小さなトンボです。1円玉の直径が20mmなので、その大きさをイメージしてみてください。
平地から低山地の日当たりがよく、常に水がひたひたにあり、背丈の低い湿生植物が生えた湿地や休耕田などに生息します。
ハッチョウトンボ♂
オスは成熟すると真っ赤になります。
ハッチョウトンボ♀
メスもよく見ると結構きれいな模様をしていますね。
岐阜市のハッチョウトンボはこのような休耕して間もない水田で見られることが多いようです。
生息地の様子。
植生が遷移し、背の高い植物が密生しだすとハッチョウトンボは姿を消してしまうようです。
ハッチョウトンボはこのような日当たりのよい湿地を渡り歩きながら、生きながらえているのでしょうか。
岐阜市自然環境課 吉村