6月20日(月)に岐阜大学応用生物科学部
101多目的ホールにて、
岐阜大学応用生物科学部の
ニホンイシガメとカスミサンショウオの
保全と研究を行うための人工池である
「在来水生生物保全池」の完成を記念して
「在来水生生物保全池 公開セミナー」が
開催されました。
岐阜大学応用生物科学部助教 楠田 哲士 さんから
在来水生生物池を作った理由
について紹介がされました。
主任 田上 正隆 さんから
岐阜県世界淡水魚園水族館での水生生物保全の取り組み
について紹介がされました。
最後に岐阜県立岐阜高等学校
自然科学部生物班部長(3年生) 岩田 亜美 さんから
岐阜高校の小型サンショウウオの保全活動
について紹介がされました。
<岩田さんの講演>
その後、応用生物科学部 金丸学部長が挨拶をされ、
完成した在来水生生物保存池に移動し、
岐阜高等学校自然科学部生物班のみなさんにより、
カスミサンショウウオが放流されました。
<放流の様子>
カスミサンショウウオがその飼育エリアを乗り越えて、
脱走しないか心配でしたが、
ネズミ返しが付けられ脱走を防止するなど、
細かい工夫がなされていました。
<カスミサンショウウオの飼育エリアのネズミ返し>
岐阜大学、アクア・トト、岐阜高校など
さまざまな関係機関が力をあわせて、
カスミサンショウウオの保全がなされていきます。
今回の放流でまた一歩
カスミサンショウウオが絶滅の危機から
遠のいたのではないかと思います。
それにしても、この保存池…
昨年の9月から驚異的なスピードで整備をされています。
改めて楠田先生の情熱に敬服してしまいます。
自然環境課 井戸