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【活動報告】金華山ワーキングキャンプの開催報告


2010-07-15

7月3〜4日の1泊2日で愛知県の大学の学生が行ったボランティア体験を金華山サポーターズが講師としてサポートしました。
その時の様子を紹介します。

2月にも行われているこのワークキャンプは、国際ボランティアNGO団体ナイスが企画するもので、愛知県の大学生が海外ボランティアに参加する前のプレとして位置づけられています。
今回は、約20名の大学生が金華山でのボランティア体験を行いました。
1日目、2日目ともにあいにくの天気でしたが金華山サポーターズの川瀬さんの説明を聞きながら金華山の七曲り登山道の補修とウッドチップを登山道に敷き詰める活動を体験しました。
この2日間の体験した感想を頂きましたので、一部抜粋し紹介します。

           <ウッドチップ敷きの様子>

―私は金華山という名前は知っていたのですが、金華山の裏で働くサポーターズの皆さんやボランティアの人たちがいるということに関しては全く知りませんでした。
『一度人間が山に足をふみいれたら、その山はその先一生人の手を入れ続けなければならない』という言葉が強く印象に残り、当たり前のことなのにその責任を果たしていない、むしろそのことさえ忘れている人(自分を含め)の多さに恥ずかしさを感じました。
1人ができることは本当に小さなことかもしれないけれど、山にいった時に山の景色の美しさだけではなく、裏で山を支えている人がいるんだということを一瞬でも考える時間があれば、きっと何か変わるのではないかと思います。
今回このような機会に巡り会えて本当によかったです。
(愛知県立大学 学生)


     
           <サクラの保護作業>

―はじめに、私は関東出身のせいか、今回のボランティアワークに参加するまで金華山という山自体を知りませんでした。しかし今回参加したことで、金華山の美しさはもちろん、木々のたくましさ、その反対の様々な問題を抱えていること、山や水における環境問題などと様々なことを知ることができ、理解を深めることができました。そしてボランティアを体験したことで、山の保護のために多くのボランティアワーカーの方々が懸命に取り組んでいること、また山の保全活動は容易ではないことなども感じられました。こういったように様々な新しい発見を学べたとともに、私が今回一番印象に残ったことは登山者の方々の生の声をリアルタイムで聞くことができたことです。私たちが活動している最中に、登山者の方に喜んでいただき、さらには感想や感謝の言葉を頂いたき、私はとても感動しました。今回の体験は金華山だけでなく、私自身も大きなものを得られました。本当に参加できてよかったです。ありがとうございました。
(愛知県立大学 学生)

            <滝の前での集合写真>

参加者の感想のどれもが、充実した1泊2日の様子が書かれていました。金華山サポーターズの方々の話・指導は、学生にとって大きな経験となったようです。今回参加した学生の皆さんは、海外などで得た経験を活かして活躍してくれそうです。

自然環境課 谷口


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