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モズの速贄


2017-10-20

先日伊藤所員と自然の家周辺を散策していた時に
モズの速贄を見つけました。

イナゴ

カエル

ツユムシ?

この3つが自然の家の近くにある
田んぼの周りに張ってある有刺鉄線についていました。
冬に葉っぱが落ちて見つけやすくなってから
探してみようかな。と思ってましたが
まさかの場所に刺してありました。

私は、自然の家に勤めて初めて速贄という存在を知って、
実物を見て衝撃を受けました。
どんな恐ろしい鳥がこんなことをするんだ!?
と思ったら、

かわいらしい小鳥!!
このギャップにも衝撃です。

ところで、速贄(はやにえ)とはどういう意味なのか?
と思い広辞苑でしらべてみました。

はやにえ
1.初物の献上品。
2.「もずの速贄」の略。

とかいてありました。

モズが秋になると初物の獲物を木の枝などに刺して
生贄を奉げているように見えることから
「もずの速贄」となったんですね。
実際に、今回見つけたイナゴはまだ生きてました。

モズがどうして獲物を刺しておくのかは
色々調べてみましたが「謎」みたいですね。
保存食?支えるため?縄張り?
本能的に刺しちゃう?本当に献上品!?
様々な見解があるみたいです。

私は、「捕まえたけど、まだお腹すいてないし〜刺しとこっと!」
って取っておいたのを、皆忘れてるんじゃないかな−
と思います。

岐阜市少年自然の家
岡 夕貴


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